Struccleデータを使った活用事例シリーズです。
このようなお困り経験はありませんか?
「営業リストは大量にあるが、そこから自社のサービス提案に向いている会社を選定するのに時間がかかる…」
「AIでも企業情報について詳しく調べることができるけど、複数社を手入力で対応するのは時間がかかる…数千〜数万件処理したい!」
そんなお悩みを解決するべく、今回は求人サイト情報をスクレイピングして自社に合ったスペシャルな営業リストを作成してみます。
今回は電話番号と会社情報などが記載されている「バイトル」と「フロムエー」という、アルバイトなどの非正規雇用求人を主に掲載しているサイトをデータソースとしました。
実際に弊社のサービス「Struccle」を商材とした際の営業リストとして作成しているので、Web上のデータを営業リストとして活用したい場合などの参考になさってください。

自社サービスのニーズはどこにある?
まず最初に考えるのが「自社のサービスはどの企業様に最適なのか?」ということです。
これは営業リストを作成する上で最も重要な指標となります。
今回の目的は、商材の新規営業の訴求効果が高いと思われる企業へ優先して営業活動を行うための、電話番号などの企業情報が高い精度で出揃った営業リストを作成することです。
弊社であれば「Struccle」がその”商材”です。
改めて説明すると、Struccleは「誰でも簡単に使える」Webスクレイピングツールです。
Web上に公開されているデータを、従来は必要だったプログラミングスキルや数十万円のコストなしで手軽に無料で取得することができるクラウドサービスです。
なので、例えば「毎日口コミサイトから手作業でデータをコピペして収集している」というような作業のための人員を募集している企業が優先度の高い企業様となります。
AIが結論を出してくれる!
バイトルとフロムエーという複数のサイトデータを統合して使うことで、データの網羅性を高めつつGemini AIを用いた求人の仕事内容分析から「Struccleを活用できそうな企業の求人データ=営業リスト」を297件作成することができました。
が、これだけではないんです。
▼ 作成した営業リストのサンプル

何がすごいのか
この営業リスト、一体何がすごいのかというと・・?
データを見やすくしてみます。
▼ Gemini AIによる営業アシスト

わかりますでしょうか?
優先度の他、優先度の根拠、推察される顧客課題、営業時のアプローチ文言なども商材であるStruccleの特性に合わせて設定されている列が存在するということを!
▼ もう少し拡大して見てみます

この例で言えば顧客課題の内容が「Struccleは民泊市場の価格設定に必要な競合情報や市場データを」と相手の属性に合わせて設定されています。
このように、Gemini AIも使うことで営業活動そのもののアシストもしてくれるリストになるんです。
また、297件のマッチランク内訳は以下の通りでした。
・Sランク:3件
・Aランク:99件
・Bランク:170件
・Cランク:25件
このGemini AIのお陰で効率が良いだけでなく、営業確度まで上げているんです。
スペシャル営業リストの作り方
さて、どうやってこの営業リストを作ったのでしょうか?
1:Struccleを使ってフロムエー、バイトルからデータを収集する
各サイトのデータをStruccleの「テンプレート」機能を使って取得します。
それぞれのテンプレートを取得して、しばらく待つだけでデータが取得できます。

2:データを使える状態に加工して営業リストを作成
取得したデータをBigQueryで読み込み、フロムエーとバイトルのデータを一つにまとめます。
この時、電話番号をリスト内に唯一のデータとして二つのデータを結合します。
例
・バイトル 株式会社志庵 03-4446-1322
・フロムエー 株式会社志庵 03-4446-1322
▼
同名の企業は存在する可能性がありますが、電話番号は一つしか存在しないため電話番号を基準にして重複排除します。
▼
・バイトル 株式会社志庵 03-4446-1322
3:Gemini AIを使って売れるスペシャル営業リストの完成
結合した営業リストデータをGemini AIに処理させて、営業リスト作成に関する指示を与えます。
リストの優先度付けや推察される顧客課題、営業時のアプローチ文言などの列を追記させます。
これでスペシャル営業リストの完成です。
ちなみにStruccleを使わずに弊社にデータ処理を丸投げしていただいた場合、弊社の技術であれば1万件(数十万件等でも)を処理した場合でも数十秒で完了しますしコストも激安です。
8年間のスクレイピング実績により大量データの扱いに長けているため、AIを使った処理も効率良く対応が可能なのです!
まとめ
このように営業リスト作成の課題は、「Struccle」を活用することで一気に解決できます。
営業リストは一度取得して終わり、ではなく最新のものを何度も取得して使うものですのでStruccleを使えば大幅な業務効率化になります。
自社製品を売るためのリストを自社製品で作るという今回の事例から、Struccleが「プログラミング不要で、高度なデータ収集を可能にする」ということがわかりますね。
貴社の営業リスト作成も、ぜひ「Struccle」で変革してください。
ご相談も承りますので、ご興味がございましたら下記フォームからお問い合わせくださいませ。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

