1. 食べログスクレイピングの基礎知識
食べログから飲食店情報を取り出して活用したい!と思ったことはありませんか?
そんな時に役立つのが「スクレイピング」です。
この章ではスクレイピングの基本概念から、食べログスクレイピングを活用した事例、必ず守るべき倫理と注意点まで丁寧に解説していきます。
これを読めば、食べログスクレイピングを始めるための基礎知識がバッチリ身につきます!
食べログとは?
「食べログ」って聞いたことはあるけど、実際どんなサービスかよく知らない…という方もいるかもしれません。
このセクションでは、食べログの概要、掲載されている情報の種類、そしてその利用方法について分かりやすく解説します。
食べログを深く理解することで、スクレイピングで何ができるのか、その可能性が見えてくるはずです!
食べログは株式会社カカクコムが運営する日本最大級のグルメ・レストラン情報サイトです。飲食店のジャンルも掲載店舗数もNo.1です。
食べログには、飲食店に関する様々な情報が掲載されています。具体的には以下のような情報が挙げられます。
- 飲食店の基本情報:住所、電話番号、評価、営業時間、エリア、最寄駅など
- 飲食店の詳細情報:メニュー、写真、口コミ、予算、個室の有無など
- おすすめコンテンツ:食べログ百名店、食べログアワード、食べログマガジンなど
これらの情報は、飲食店探しはもちろん、市場調査や競合分析にも役立ちます。スクレイピングを活用することで、これらの情報を効率的に収集し、ビジネスに活用することが可能になります。
スクレイピングとは?そのメリット・デメリット
スクレイピングとはWebサイトから情報を自動的に抽出する技術のことです。
人間がPC、スマホ画面で見ている情報をプログラムを使って収集するイメージです。
食べログの場合は飲食店情報(電話番号、評価、口コミ、メニューなど)をまとめて取得できます。
スクレイピングのメリット
メリットとしては、データ収集の手間が大幅に省けること、大量のデータを効率的に集められることなどが挙げられます。
例えば市場調査や競合分析などに役立ちます。
スクレイピングのデメリット
しかし、デメリットも存在します。
Webサイトの構造変更によってスクレイピングプログラムが動かなくなる可能性や、サーバーに負荷をかけすぎてしまう可能性があるのです。
後ほど解説する倫理と注意点を守り、適切な方法でスクレイピングを行うことが重要です。
次のセクションでは食べログスクレイピングの具体的な活用事例を見ていきましょう!
食べログスクレイピングの活用事例
食べログスクレイピングで集めたデータは、様々なビジネスシーンで活用できます。例えば下記のような事例です。
- 競合分析:競合他社の物件情報(メニュー、価格設定、口コミなど)を分析し、自社の戦略に活かす。
- 市場調査:特定のエリアの飲食店の評判や人気メニューを把握し、今後の動向を予測する。
- 新規出店戦略:出店候補地の飲食店状況や顧客ニーズを分析し、最適な出店計画を立てる。
- 営業リスト作成:飲食店の住所や電話番号を取得し、効率的に営業をかける。
これらの他にも、アイデア次第で様々な活用方法が考えられます。
スクレイピングでデータ収集を自動化すれば、ビジネスチャンスを広げられる可能性が高まります。
ただし、スクレイピングを行う際には、倫理的な側面と注意点に配慮することが不可欠です。
次のセクションで詳しく解説します。
スクレイピングの倫理と注意点(著作権、利用規約、robots.txtへの配慮)
スクレイピングは便利な技術ですが、使い方を誤ると法的な問題に発展する可能性があります。
違法行為にならないよう以下の点に注意しましょう。
- 著作権:スクレイピングで取得した情報を無断で転載・複製することは著作権侵害にあたります。
- 利用規約:食べログの利用規約を必ず確認し、スクレイピングが禁止されていないか確認しましょう。規約に違反するとアカウント停止などの措置が取られる場合があります。
- robots.txt:robots.txtは、Webサイトがクローラー(スクレイピングプログラムも含まれる)に対してアクセスを許可する範囲を指定するためのファイルです。食べログのrobots.txtを確認し、スクレイピングが許可されている範囲内でデータを取得するようにしましょう。
これらの点に注意し、倫理的に問題のない範囲でスクレイピングを行うことが重要です。
次の章では具体的なスクレイピングツール「Struccle」について解説します!
Struccle(ストラクル)とは?
Struccle(ストラクル)とは、プログラミング不要のスクレイピングツールです。
Webスクレイピングは、近年のビジネスにおいて幅広く活用されています。しかし、プログラミングの知識や経験がない方にとっては、少し難しいと感じるかもしれません。
そんな悩みを解決するのが「Struccle」です。
Struccleは、Webスクレイピングツールと呼ばれる種類のソフトウェアで、プログラミングの知識がなくても、マウス操作だけでWebスクレイピングを実行できます。PCにダウンロードも不要なSaaS型のwebサービスです。
数あるWebスクレイピングツールの中でも、Struccleは特に使いやすいツールだと自負しております。
Struccleはノーコードで操作できるだけでなく、Webスクレイピングに必要な機能が豊富に備わっています。
誰でも簡単にWebスクレイピングを始められるように設計されています。
さらに、Struccleにはよく使われるWebサイトのスクレイピングテンプレートが用意されています。
食べログのテンプレートを使えば、ほんの数クリックで物件情報を収集することが可能です。
Struccleを使った食べログスクレイピング実践
ここからは実際にStruccleを使用して、食べログの飲食店情報リストを収集する手順を解説していきます。
今回は例として下記条件で食べログの飲食店情報リストを収集していきます。
- ジャンル:レストラン
- 都道府県:大阪府
- 対象件数:45,939件(※2024/10時点)
ステップ1:食べログで収集したい飲食店ページのURLを取得する
ステップ2:Struccleで”良きに”食べログ店舗データを抽出させる
取得した食べログのURLを入力し、「データ抽出」を選択する
抽出した食べログ店舗データを確認し、「コード生成」をクリック
コード生成後、「テスト」をクリック
取得したい店舗のURLを入力し、「実行」をクリック
食べログ店舗データを確認(右スクロールで全体確認)
ステップ5:複数の食べログ店舗データ取得する
「テスト」をクリック
取得したい店舗のURLを「複数」入力し、「実行」をクリック
問題なくスクレイピングが完了することを確認
ステップ6:Struccleで取得した食べログデータの形を整える
今回は法人リスト取得が目的のため、「店舗名」「住所」「電話番号」「最寄り駅」「料金」「その他詳細」ように必要な情報に絞ってデータ取得してみます。
プロンプトに指示を入力し、「SCRAPE」をクリック
「テスト画面」で詳細URLを入力し、「CHECK」をクリック
食べログ店舗データが整理されて取得できていることを確認
「DATA SAVING」を選択し、CSVをダウンロード
抽出した食べログのデータの確認
4.まとめ:Struccleで食べログスクレイピングをもっと手軽に
今回は、「Webスクレイピング」の基礎から、Webスクレイピングツール「Struccle」を使った食べログの飲食店情報取得方法までを解説しました。
Struccleを使えば、プログラミングの知識や経験がなくても、簡単に不動産情報を集めることができます。さらに、スケジュールを設定しておけば、好きなタイミングで自動的にスクレイピングを実行することも可能です。定期的にデータを更新することで、不動産価格の変動や地域相場をリアルタイムに把握できます。
効率的に営業リストを作成したいと考えているなら、Struccleは最適なツールです。リリースは2024/10下旬予定ですので、リリース時はぜひ一度お試しください。
下記のようにStruccleの使い方動画をアップロードしておりますのでぜひご覧ください!